Second Royal Records

News

2015.07.17
THE FULL TEENZ×NOT WONKスプリット7インチ詳細発表!明日からのツアーで先行発売!


先日お知らせしたSECOND ROYAL 7インチシリーズのニュータイトル、THE FULL TEENZ×NOT WONKによるスプリット・アナログの詳細&田中亮太くんによるテキストを公開しました。読み応えあります、、!7インチは明日7/18(土)新代田FEVERからスタートするNOT WONKレコ発ツアーにて超先行発売しますのでぜひ各会場でお求めください。一般発売日はまた追ってお知らせ致します。THE FULL TEENZが全会場ツアー帯同する熱い3日間、お見逃しなく!そして、、THE FULL TEENZ×NOT WONKによる7インチリリースパーティが京都で開催決定しました!こちらもお楽しみに!

NOT WONK『Laughing Nerds And A Wallflower』リリース・ツアー
2015年7月18日(土)会場:新代田FEVER
2015年7月19日(日)会場:大阪PANGEA
2015年7月20日(月)会場:名古屋CLUB UPSET 
※イベント詳細/チケット予約は⇒ https://reserva.be/kilikilivilla

SECOND ROYAL RECORDS presents
"THE FULL TEENZ×NOT WONK" SPLIT 7" RELEASE PARTY!

2015年9月3日(木) 会場:京都二条nano
OPEN 19:00 START 19:30
前売 1,500円 (別途ドリンク代)
問い合わせ:nano (075-254-1930)
LIVE: THE FULL TEENZ、NOT WONK
DJ:安孫子真哉(KiliKiliVilla)、小山内信介(SECOND ROYAL RECORDS)
※メール予約:ticket@secondroyal.com まで、公演日/イベント名/お名前/枚数を明記ください。

THE FULL TEENZ / swim! swim! [PV]


NOT WONK - OFFICIAL LIVE MV at Sapporo Spiritual Lounge


アーティスト名:THE FULL TEENZ / NOT WONK
タイトル:SPLIT
品番:EMF-064
レーベル:SECOND ROYAL RECORDS
仕様:7inch Analog
価格:1,300円+税
発売日:未定

THE FULL TEENZ SIDE:
01.swim! swim! 02.Give Me Blow(NOT WONK Cover) 03.サーティーワン
NOT WONK SIDE:
01.On This Avenue 02.水彩画 (THE FULL TEENZ Cover)



京都のTHE FULL TEENZと北海道は苫小牧のNOT WONKは、活動拠点こそ1400キロほど離れているが、なにかと共通点の多い2バンドである。まず、ギター、ベース、ドラムの3ピース・バンドであること。そして、メンバーのいずれも20歳をすぎたばかりであること。また、リリースにおいても、〈I HATE SMOKE TAPES〉から共通してリリース経験があること。最後に、パンクを固い芯としながら、古今東西のポップを貪欲に吸収し、自分たちのフィルターで濾過させアウトプットしていることだ。

互いのリリース・パーティでは、それぞれ京都・北海道へと招待しあうなど、実際に親しい仲である彼ら。ともに2015年は飛躍の年となりそうである。THE FULL TEENZは、まだ流通にのっている作品こそないものの、彼らの自主レーベル〈生き埋めレコーズ〉からリリースされた2作品が、多くのローカルなインディ/パンク・リスナーの支持を集め、なんと今年の〈フジロック〉にて"ルーキー・ア・ゴーゴー"への出演が決定。すでに、〈KiliKiliVilla〉からフル・アルバム『Laughing Nerds And A Walflower』を発表しているNOT WONKについて、もはや全方位的にプロップスが上がっていることは言うまでもないだろう

まさに今注目の2バンドが、今回〈Second Royal〉からスプリット・7インチのリリースが決定。お互いに7インチのリリースは初であり、その面でも必携の1枚となった。このリリースについて、THE FULL TEENZの伊藤祐樹、NOT WONKの加藤修平に話を訊くことができたので、彼らの発言を交えつつ、今盤の聴きどころを紹介したい。

●今回、スプリットでのリリースです。かねてから親交の深かった2バンドかと思いますが、自分たちと相手のバンドをつなげている共通点があるとすれば、それはどんな点でしょうか?

伊藤祐樹(以下、伊藤):聴く音楽とそのアウトプットや活動の場所に固執せず色んなシーンでライブしたいという姿勢だと思います。
加藤修平:(以下、加藤):お互い楽しい事しかしたくないけど、意外に真面目な所が共通してるのかなと感じてます!真面目に不真面目にいたいというか、THE FULL TEENZは常に面白そうなことを模索していたいと考えていると思う。

●また、相手バンドの今7インチ音源を聴いたうえで、2バンドの最大の違いはどの点にあると感じられますか?

伊藤:NOT WONKの方が海外の音楽に強く影響を受けてると思うのでアウトプットの仕方も寄ってると思います。あと僕らの演奏力が1だとするとNOT WONKの演奏力が53万です。
加藤:違いと言いますか、すごく羨ましいけど僕らにはできない点はポップさの捉え方なのかなと思います。THE FULL TEENZのポップさは、かき氷のブルーハワイシロップみたいな感じだと、出会った時から思っていますね。自分のことを自分でいうのはなんなんですが、できているかどうかは別として、僕らのポップ加減は、小学校の時にみんな嫌いだった先生を図書室に閉込めて鍵締めて友達と走って逃げた時の感じに似ている気がします。

初の7インチという記念碑としてのみならず、実は内容的にもフックの多い今作だが、まずはNOT WONKがアルバムにも未収のまっさらの新曲を提供した点を挙げるべきだろう。ハードコアな疾走とメロディアスなミッドテンポをたえず繰り返す"On this Avenue"は、ライヴで暴動を起こしそうなキラー・チューンだ。

●今回、新曲を提供されていますが、アルバムからでなく、まったくの新しい曲を収録した理由は?

加藤:単純にアルバム出した後にすぐ新曲出したらパンチあるのかなと思いました(笑)。アルバム録り終わってからすぐに何曲か新曲があって、アルバムのレコーディングで少しだけレベルアップも出来たとも思っていたので、メンバー全員でアルバムから一曲ではなくまた新しく録りたいなという風に意見が合致したという理由もあります。そしてなにより一番新しい新曲をTHE FULL TEENZに聴いてもらいたかった!!
伊藤:(笑)。17曲入りの最強のアルバムを出したすぐ後にその17曲のどれとも違うアプローチの引き出しがまだあるのが驚きでした。クリーンな所の歌い方がThe Get Up Kidsのマットみたいでカッコよすぎて男泣きしましたよ。

また、THE FULL TEENZは、人気のリヴァーヴ・ポップ"swim! swim!"と、ドラマーの佐生千夏がヴォーカルとなる最高のショート・チューン"サーティーワン"を収録。

伊藤:swim! swim!はMVも作ったので7インチでカットする時に伝わりやすいかなと思い選びました。僕らは曲が短くて分数が余ったので埋めるためにもう一曲選ぼうとなって、30秒くらいで終わるサーティーワンが簡潔でいいかなと思い選びました。

そして、なによりスペシャルな点は、お互いがお互いをカヴァーした音源を収録した点だろう。まさにスプリットならではの、心憎いカップリングだ。THE FULL TEENZはNOT WONKの"Give Me Blow"をなんとオリジナルの日本語詞と展開を加えてカヴァー。終盤に登場する他の曲については、聴いてからのお楽しみとしよう。そして、NOT WONKはTHE FULL TEENZきってのメロウ・チューン"水彩画"を、気だるさをさらにアップして披露。正直この2カヴァーを手に入れるだけでも、この7インチをは手に入れるべきだ。

●NOT WONKの"Give Me Blow"をチョイスした理由は?

伊藤:NOT WONKがいつもアンコールでやる曲で、この曲に対する思い出がたくさんあったので選びました。

●2コーラス目ではオリジナルの日本語詞をのせていますが、歌詞を新たに加えるうえでもっとも注意した点は?

伊藤:英語で歌うのが苦手なので本当は1コーラス目から日本語にするか悩んだのですが、その後も展開でギミックがあるので最初から日本語にするより一曲中に徐々にギミックが現れるようにしようということになり2コーラス目から日本語にしました。原曲の英詞を自分で翻訳して、自分なりに解釈してアレンジしたのですが、加藤くんの伝えたいことの主軸は変わらないように心がけました。GOING STEADYやWiennersがLIFE BALLのカバーをした時に英詞の曲を日本語にしていたのでそれを参考にしました。

●THE FULL TEENZの"水彩画"をカヴァーされましたが、この曲をチョイスした理由は?

加藤:3月に京都でTHE FULL TEENZがI HATE SMOKE TAPESから出したテープのレコ発に行った時に彼らがライブでこの曲をやっていて、何となくこれしかないなと思いました。苫小牧帰ってからスタジオ色々合わせてみたんですが、カバー感出ないのは、やっぱり水彩画で、これは自分の曲みたいにバンドに馴染んだという感触がありました!アキムが"サーティーン"歌うという案もあったんですが、やっぱりちかちかさんにはかなわねーなという結論に至りました。

7インチは、7月18日からスタートする両バンド共演の東名阪ツアーで先行販売。その後、全国レコード店での取扱も予定されている。
(text by 田中亮太)